表題のまんまです。先日発行された日本心理学会の機関誌「心理学ワールド」に拙論を掲載していただきました。
田中彰吾「自己と他者を区別する」
心理学ワールド,90号,pp. 13-16
ちなみに、特集「人を区別する」の一部です。もうすぐ(といってもコロナのせいでいつになるか不明です)『自己と他者』という単著が出るのですが、その原稿を書き終えて間もない頃に心理学ワールドから寄稿のお声がけをいただいたので、なんともタイムリーなお仕事でした。そのわりに単著で書いたこととほとんど重複していないのですが…
ミラーニューロンの話から入って、させられ体験、Who-system、エージェンシーといった話題を扱っています。自己と他者は脳内では共通のしかたで表象されているかもしれないのに、自他を混同する経験が現実にはほとんど起こらないのはなぜでしょうね、という問いをめぐる論考です。
ちなみに、特集は他にも平井真洋先生や山口真美先生が寄稿されていてかなり面白いです。是非ご一読のほどを。以下のリンクからたどれます。
心理学ワールド 第90号
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