- 田中彰吾『自己と他者--身体性のパースペクティヴから』東京大学出版会,2022年
- 田中彰吾『生きられた〈私〉をもとめて――身体・意識・他者』北大路書房,2017年
- 田中彰吾『<意味のある偶然の一致>の現象学――ユング理論の再検討を中心に』関西学院大学出版会,2005年
- 田中彰吾編著,今泉修・金山範明・弘光健太郎・浅井智久著『自己の科学は可能か--心身脳問題として考える』(担当:序文,第1章),新曜社,2023年
- 河野哲也・田中彰吾『アフォーダンス--そのルーツと最前線』(担当:序文,第1章,第2章,第5章),東京大学出版会,2023年
- 大江一平・黒崎岳大・田中彰吾編『入門ゼミナール--初めて学ぶアカデミック・スキル』(担当:第1回「大学での学び」,第8回「問いを立てる」),学文社,2023年
- 嶋田総太郎編『認知科学講座1 心と身体』(担当:8章「身体性に基づいた人間科学に向かって」),東京大学出版会,2022年
- 能智正博・大橋靖史編『ソーシャル・コンストラクショニズムと対人支援の心理学--理論・研究・実践のために』(担当:2章「現象学的心理学の立場から--ソーシャル・コンストラクショニズムとの対話と直接経験を超える心理学),新曜社,2021年
- Yochai Ataria, Shogo Tanaka, & Shaun Gallagher (Eds.), Body Schema and Body Image: New Directions.(担当:Chapter 5: Body schema and body image in motor learning: refining Merleau-Ponty’s notion of body schema, pp. 69-84), Oxford, UK: Cambridge University Press, 2021
- 佐藤公治・田中彰吾・篠原和子・本田慎一郎・玉木義規・中里瑠美子・三上恭平著『臨床のなかの物語る力――高次脳機能障害のリハビリテーション』(担当:レクチャー②「私」の多様なありかた),協同医書出版社,2020年
- Christian Tewes, & Giovanni Stanghellini (Eds.), Time and Body: Phenomenological and Psychopathological Approaches.(担当:Chapter 8: Body-as-object in social situations: Toward a phenomenology of social anxiety, pp. 150-169), Cambridge, UK: Cambridge University Press, 2020
- 鈴木宏昭編著『プロジェクション・サイエンス――心と身体を世界につなぐ第三世代の認知科学』鈴木宏昭編著(担当:2章「ポスト身体性認知としてのプロジェクション概念」pp. 39-57),近代科学社,2020年
- Olga Louchakova-Schwartz (Ed.), The Problem of Religious Experience: Case Studies in Phenomenology, with Reflections and Commentaries.(担当:Chapter 2: Reconnecting the Self to the Divine: The Role of the Lived Body in Spontaneous Religious Experiences, pp. 27-37),Cham, Switzerland: Springer, 2019
- Waldomiro J. Silva-Filho, & Luca Tateo (Eds.), Thinking About Oneself: The Place and Value of Reflection in Philosophy and Psychology.(担当:Chapter 9: Bodily Origin of Self-Reflection and Its Socially Extended Aspects, pp. 141-156),Cham, Switzerland: Springer, 2019
- 能智正博編集代表『質的心理学辞典』(担当項目「解釈学」「解釈学的循環」「現象学」「実在論」「実存」「心身二元論」「身体化」「超越論的現象学」),新曜社,2018年
- Gordana Jovanović, Lars Allolio-Näcke, & Carl Ratner (Eds.), The Challenges of Cultural Psychology: Historical Legacies and Future Responsibilities.(担当:Chapter 17: The Self in Japanese Culture from an Embodied Perspective, pp. 271-283),London, UK: Routledge,2018
- 黒木幹夫・鎌田東二・鮎澤聡編『身体の知――湯浅哲学の継承と展開』(担当「心身問題と他者問題-湯浅泰雄が考え残したこと」pp. 134-154),ビイングネットプレス,2015年
- 学校空間研究者グループ編著『学校空間の研究――もう一つの学校改革をめざして』(担当①:「第一部理論編12 身体知としてのアフォーダンスと学校空間論」pp. 48-58,担当②:「第一部理論編13 生きられる空間-空間を考えるための方法論的観点」pp. 59-71),コスモスライブラリー,2014年
- Paul Stenner, John Cromby, Johanna Motzkau, Jeffery Yen, & Ye Haosheng (Eds.), Theoretical Psychology: Global Transformations and Challenges.(担当:Chapter 15: The notion of embodied knowledge, pp. 149-157),Concord: Canada, Captus University Publications,2011
- 黒川五郎編著『新しい茶道のすすめ――現代のストレス社会に本当の癒しをもたらすティー・セラピーへの招待』(担当:第5章2節「身体知としての茶道-茶道の心理学」pp. 258-275),現代書林,2009年
- 小山望編著『人間関係がよくわかる心理学』(担当:第9章「心と身体」pp. 145-160),福村出版,2008年
- 湯浅泰雄・春木豊・田中朱美監修『科学とスピリチュアリティの時代――身体・気・スピリチュアリティ』(担当:「心身関係と発達-そのスピリチュアリティとの関係」pp. 171-178),ビイングネットプレス,2005年
- 黒川五郎編著『ティー・セラピーへの招待-茶道からのストレス・ケア・メソッド』(担当:第5章「連想からウインド・クロッシングへ」pp. 173-209),川島書店,2005年
論文
- Mariia Shuvalova, Shogo Tanaka (2023). Self-identity in a virtual space: Consideration from an embodied perspective. Civilization, 31, 27-37.
- 田中彰吾 (2022).「間身体性の観点から障害者スポーツを通じた「つながり」を考える」『スポーツ社会学研究』第30巻2号,53-64.
- 謝淇榕・田中彰吾 (2022).「呼吸法の学習過程についての考察--心因性の喘息を参考に考える」『人体科学』第31巻1号,1-12.
- 田中彰吾・森直久 (2022).「間身体性から見た対面とオンラインの会話の質的差異」『こころの科学とエピステモロジー』第4号,2-17.
- 田中彰吾 (2021).「現代の現象学と精神医学」『臨床精神医学』第50巻第7号,727-732.
- Atsushi Iriki, Hiroaki Suzuki, Shogo Tanaka, Rafael Bretas Vieira, & Yumiko Yamazaki (2021). The Sapient paradox and the great Journey: Insights from cognitive psychology, neurobiology, and phenomenology. PSYCHOLOGIA, online first, 1-23.
- Shogo Tanaka (2021). Beyond the "body-in-the-brain": A phenomenological view of phantom limb. Philosophy & Cultural Embodiment, 1, 39-51.
- 山田洋・田中彰吾・木村聡貴・金子文成 (2021)「科学の知見をスポーツ技能向上へ繋げる――感覚運動学習のバイオメカニズム」『バイオメカニズム学会誌』第45巻第2号,71-74.
- Yochai Ataria, & Shogo Tanaka (2020). When body image takes over the body schema: The case of Franz Fanon. Human Studies, 43, 1-13.
- 田中彰吾 (2020).「元型的心理学と現象学――「星の魔術」へのコメント」『立正大学哲学会紀要』第36号,19-26.
- 田中彰吾 (2020).「自己と他者を区別する」『心理学ワールド』第90号,13-16.
- 田中彰吾 (2020).「身体性哲学からみたeスポーツ」『体育の科学』第70巻第3号,190-194.
- 田中彰吾・浅井智久・金山範明・今泉修・弘光健太郎 (2019).「心身脳問題-からだを巡る冒険」『心理学研究』,第90巻第5号,pp. 518-537.
- 田中彰吾 (2019).「対話する身体――生きた経験」『臨床心理学』第19巻第5号,529-532.
- 田中彰吾 (2019).「脳の生態学」『こころの科学とエピステモロジー』第1号,1-4.
- 田中彰吾 (2019). 「プロジェクション科学における身体の役割-身体錯覚を再考する」『認知科学』,第26巻第1号,pp. 140-151.
- Shogo Tanaka. (2018). Bodily basis of the diverse modes of the self. Human Arenas, 1, 223-230.
- Shogo Tanaka. (2018). What is it like to be disconnected from the body?: A phenomenological account of disembodiment in depersonalization/derealization disorder. Journal of Consciousness Studies, 25, 239-263.
- Shogo Tanaka. (2017). The body as the intersection between individuality and collectivity. Civilizations, Special Issue 2017, 128-139.
- Shogo Tanaka. (2017). Intercorporeality and aida: Developing an interaction theory of social cognition. Theory & Psychology, 27, pp.337-353.
- 田中彰吾 (2016).「拡張した心を超えて」『人体科学』第25巻第1号,77-80.
- 田中彰吾 (2015).「復興のランドスケープ-東日本大震災後の防潮堤建設を再考する」『文明』(東海大学文明研究所),第20号,pp. 81-90.
- Shogo Tanaka. (2015). Reconsidering the self in Japanese culture from an embodied perspective. 『文明』(東海大学文明研究所)第20号,35-39.
- Shogo Tanaka. (2015). Intercorporeality as a theory of social cognition. Theory & Psychology, 25, 455-472.
- Shogo Tanaka. (2015). Social understanding as a creation: Intercorporeality and aida. 『東海大学総合教育センター紀要』第35号合教育センター,49-58.
- Shogo Tanaka. (2014). Creation between two minded-bodies. Academic Quarter, 9, 265-276.
- Shogo Tanaka. (2013). The notion of embodied knowledge and its range. Encyclopaideia: Journal of Phenomenology and Education, 37, 47-66.
- 田中彰吾 (2013).「運動学習におけるコツと身体図式の機能」『バイオメカニズム学会誌』第37巻第4号,pp.207-212.
- 田中彰吾 (2013).「知の主体としての身体」『体育科教育』第61巻第9号(大修館書店),10-13.
- 釜崎太・田中彰吾・生田久美子・樋口聡 (2013)「身体知研究の現在:身体教育の可能性を探る」『体育哲学研究』第43号,73-82.
- 田中彰吾 (2013).「即興的な描画を用いた非言語的コミュニケーションに関する予備調査」『東海大学総合教育センター紀要』第33号,27-43.
- Shogo Tanaka & Masahiro Tamachi. (2013). A phenomenological view of the theory of mind. 『東海大学総合教育センター紀要』第33号,93-100.
- Shogo Tanaka. (2013). The notion of intercorporeality and its psychology. 『東海大学総合教育センター紀要』第33号,101-109.
- 田中彰吾 (2012).「描画コミュニケーション実習に関する予備調査:実験のデザインに向けて」『日本認知科学会第29回大会発表論文集』,612-621.
- 田中彰吾 (2011).「生きられる空間」『学校空間の研究』第3号(岩間教育科学文化研究所), 6-12.
- 田中彰吾 (2011).「身体イメージの哲学」『臨床神経科学』第29巻第8号,868-871.
- 田中彰吾 (2011).「身体知としてのアフォーダンスと学校空間論」『学校空間の研究』第1号(岩間教育科学文化研究所),5-9.
- 田中彰吾・小河原慶太 (2010).「身体知の形成-ボールジャグリングの学習過程」『人体科学』第19巻第1号,69-82.
- 田中彰吾 (2009).「心理的身体と身体知-身体図式を再考する」『人体科学』第18巻第1号, 1-12.
- 田中彰吾 (2008).「空間象徴の理論的基礎づけ-身体性の観点から」『東海大学総合教育センター紀要』第29号,1-14.
- 田中彰吾 (2006).「シンクロニシティの記号論-ユング理論の新たな展開」『人体科学』第15巻第2号,15-23.
- 田中彰吾 (2005).「科学的世界観の問題性-フッサール現象学を手がかりに」『東海大学開発工学部紀要』第15号,7-14.
- 田中彰吾 (2002).「現代思想としてのトランスパーソナル-ポストモダニズムを超えるケン・ウィルバー」『トランスパーソナル心理学/精神医学』第3巻第1号,64-68.
- 田中彰吾・湯浅泰雄 (2001).「身体図式からイマジナル・ボディへ」『人体科学』第10巻第1号,21-29.
- 田中彰吾 (2001).「変性意識と身体-<変容する知覚>の現象学」『トランスパーソナル心理学/精神医学』第2巻第1号,56-61.
- 田中彰吾 (2001).「<フラットランド>批判としての身体論」『トランスパーソナル学研究』第4号,39-52.
- 田中彰吾 (2000).「ボディワークとトランスパーソナル-身体の役割」『トランスパーソナル心理学/精神医学』第1巻第1号,35-39.
学位論文
- 博士論文:「<意味のある偶然の一致>の現象学――ユング理論の再検討を中心に」2003年8月,東京工業大学
- 修士論文:「ボディワークの身体論」,1999年1月,東京工業大学
翻訳
- スコット・D・チャーチル,エイミー・M・フィッシャー゠スミス「実存現象学的研究――心理学の代案としての「人間科学」」監訳:田中彰吾,訳:村井尚子・植田嘉好子・奥井遼,『文明』(東海大学文明研究所)第30号,pp. 10-29,2023年 *リンクから全文をお読みいただけます
- ステファン・コイファー,アントニー・チェメロ『現象学入門――新しい心の科学と哲学のために』田中彰吾・宮原克典訳,勁草書房,2018年
- トーマス・フックス「現象学と精神病理学」田中彰吾訳,石原孝二・信原幸弘・糸川昌成編『精神医学の哲学1:精神医学の科学と哲学』所収,pp. 81-112,東京大学出版会,2016年
- ダレン・ラングドリッジ『現象学的心理学への招待――理論から具体的技法まで』田中彰吾・渡辺恒夫・植田嘉好子訳,新曜社,2016年
- ダレン・ラングドリッジ「セクシュアリティとシティズンシップ」田中彰吾訳,『文明』(東海大学文明研究所)第20号,pp. 51-56,2016年 *リンクから全文をお読みいただけます
- トーマス・フックス,ハンネ・デ・イェーガー「エナクティヴな間主観性――参加的意味創造と相互編入」田中彰吾訳,石原孝二・稲原美苗編『共生のための障害の哲学-身体・語り・共同性をめぐって』UTCP Uehiro Booklet,No.2,pp.193-221,2013年