なぜなのだろう? 理由はよく分からない。たまたま検索されやすいワードが入っている記事だったのかもしれない。…が、とにかく上位に並ぶ記事は私がたまにしか使わない「である調」で書かれた記事である。
普段「です・ます調」で書いてきたのは、このページを訪れてくれる人への私なりの配慮のつもりだった。というのも「です・ます」は一種の丁寧表現で、読者と著者の二人称的な関係性が語尾に織り込まれているからだ。「である」は基本的には三人称的な立ち位置にある読み手に向けて使用される書き言葉なのに対して、「ですます」で書かれる文章は読者との関係をより強く意識している。
だが、こういう個人的な情報発信ページでその種の気遣いはそもそも不要なのかもしれない…と思い立ったので、しばらく「である調」で書いてみる。このほうが読み手に気兼ねすることなく自分の考えを独白できそうな気もするし、きっと書くことを通じて考える手助けになるだろう。上位記事が「である調」なのは偶然にすぎないと思うが、しばらく意図的にこれを使うことで散発的な思考を補助する手段にしてみる。