2023年11月28日火曜日

お知らせ (1/2) 共著論文 Miyahara Tanaka (2023)

しばらくのご無沙汰でした。研究プロジェクトがあれこれ同時進行なのと、所属先の文学研究科で学位論文の審査2件を抱えていて、いつもにも増して忙しなく動き回っておりました。
 
以下、お知らせが2件あります。うち1件目。
北大の宮原克典さんと共同研究していた内容がようやく論文として形になりました。手元の記録をたどると、最初に論文のプロット案を作ったのが2020年の今頃なので、かれこれ3年かかって書き上げ、投稿し、査読を受け、修正し、掲載された、というなが〜い経緯をたどった一本になります。

https://doi.org/10.1080/09515089.2023.2286281

ナラティブセルフ論を身体性の観点から理解し直す趣旨の論文です。身体は世界との相互作用を通じてさまざまな「習慣」を作り上げる存在ですが、その習慣が「語る」というナラティブ実践にも表れているのではないかという問題意識のもとで議論したものになります。身体性と物語性に関心のある方、このトピックではおそらく今後必読の論文になりますのでぜひご覧ください。