今週は光栄なことに私の著書を深く読み解いていただく機会が重なりました。いずれの場も、単なる内容の紹介に留まらず、著者の私自身が「そこまで読み込んでいただけたのか」と襟を正すような、濃密で幸福な時間でした。
1. 「シラス」でのオンライン対談
ひとつは、動画配信プラットフォーム「シラス」の番組への出演です。『身体と魂の思想史-「大きな理性」の行方』を軸に、多角的な視点から切り込んでいただきました。
https://shirasu.io/t/srs/c/srs/p/20260120140526
画面越しではありましたが、提示される問いの鋭さに、私自身が自分の思考を改めて掘り起こされるような感覚を覚えました。オンラインという場が、これほどまでに深い思索の共有地になり得るのだと再発見した次第です。
2. 能智先生・尾見先生主催の読書会
もうひとつは、東京大学の能智正博先生、山梨大学の尾見康博先生が主催される研究会にお招きいただいたことです。こちらでは、『自己と他者-身体性のパースペクティヴから』を題材に、読書会という形で議論を深めました。質的研究の最前線におられる両先生、そして熱心な参加者の皆様が、文字通り「行間まで」徹底的に読み込んでくださった上での質疑応答。著者が意図した細部、あるいは無意識に書き置いていた余白にまで光を当てていただき、対話を通じて理論がさらに血肉化されていくような、贅沢なひとときでした。
本を書くという作業は、ときに孤独な営みです。しかし、こうして丁寧に読み解かれ、真摯な問いを投げかけられることで、言葉は初めて社会の中に居場所を見つけるのだと感じます。貴重な機会をくださった皆様、番組をご視聴いただいた皆様、研究会にご参加くださった皆様に、この場を借りて深く感謝申し上げます。
いただいた多くの刺激を糧に、また次なる思索へと繋げていこうと意を新たにした1週間でした。
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