2017年8月5日土曜日

北大路書房のレア本

知人が興味深い写真を送ってくれました。
都内某所のジュンク堂では、拙著はこういう感じで置かれているそうです。
 

画像を特大表示にしているのですが見えるでしょうか? ほとんど無理かもしれませんね(もちろん私はすぐに見つけられるのですが)。左から10冊目が拙著です。
 
収録されているシリーズが「心の科学のための哲学入門」なので、心理学の棚にはおかれていないのですね。この段はほぼすべて「心の哲学」の関連書で埋まっています。北大路書房の本で心理学の棚に置かれないのって、けっこうなレア本なんじゃないでしょうか?
  
そして、上の段をみると右端にステレルニー、ソーバー、といった生物学の哲学者らしき人たちの本が。一番右の帯だけ見えてるのは…どうやら職場の同僚の松本俊吉さんの著作『進化という謎』では? この段は「生物学の哲学」関連の書籍が多いみたいです。
 
ということは、書棚が科学哲学のコーナーってことですね。ネット書店ではなくてリアル書店に行かれる方は、ぜひ科学哲学のコーナーに行ってみてください。それで、拙著を見かけたらぜひ手に取ってみてください。私のかけた魔法できっと買いたくなります(笑
 
そういえば、もうすぐ紀伊国屋新宿本店で「現象学ブックフェア」が始まるそうですね。『ワードマップ現代現象学』の刊行記念らしいですが、選書の中には田中の『生きられた〈私〉をもとめて』も入っていると風の便りでききました。日本ではマイナーな「現象学と認知科学(Phenomenology and the Cognitive Sciences)」の路線の本にまで気を配っていただいて嬉しい限りです。関係者の皆さん、ありがとうございます。帰国したらすぐに紀伊国屋に行かなくては。