2025年7月1日火曜日

パラスポーツを通じた他者理解と共生 (田中, 2025)

今日大学に出校したら『パラリンピック研究会』紀要・第24号が届いていました。それで今さらながら思い出したのですが、3月末に出た前号の第23号に、私も寄稿しておりました。以下の論文です。

田中彰吾(2025)「パラスポーツを通じた他者理解と共生」『パラリンピック研究会紀要』第23号,pp. 1-20.

以下のページからダウンロードしてご覧いただけます。
http://para.tokyo/2025/04/23-1.html

冒頭の1節と2節で、私自身の経験について現象学的な記述を試みています。1節はパラリンピック委員会委員長の河合純一氏との出会いを、2節はパラスポーツのゴールボールを観戦した経験を取り上げています。障害のことを扱うようになってから、障害に接する自分自身の経験を記述することが特に大事だと思うようになりました。健常者の中に潜む微妙な偏見を理解するためです。いずれ、こういうオートエスノグラフィのような記述をもっと本格的に書いてみたいなと思っています。