田中彰吾の心理学&哲学研究室
こんにちは、田中彰吾(東海大学文明研究所所長・文化社会学部教授)です。身体性に関連する心理学と哲学を研究しています。各種お仕事のご連絡はshg.tanaka@gmail.comまでお寄せください。
2025年4月1日火曜日
年度始め
2025年2月22日土曜日
ウェブサイトができました
ただいま進行中のJST-CREST「Narrative Embodiment Project」 のサイトができました。
冒頭に掲示されている通り、このプロジェクトは「物語(ナラティブ)的体験がトップダウンに身体的自己に影響を与える現象を「ナラティブ・エンボディメント」と定義し、そのメカニズムの解明を目指します」という趣旨のものです。
主要な着眼が「物語→身体」というトップダウン方向の影響関係に置かれていますが、「身体→物語」というボトムアップ方向を無視しているわけではありません。念のため。
ただいま、本研究の一部として、リハビリテーション過程における身体性と物語性の関係に迫るべく、脳卒中患者さんにインタビューを試みているところです。その成果はいずれ発表や論文などで公になりますので、お楽しみに。
2025年1月6日月曜日
身体性認知とは何か
2024年11月9日土曜日
歴史的な一冊が出ます
2024年9月28日土曜日
「eスポーツの身体論」(田中,2024)
また例によって1ヶ月近く更新できないまま時間だけが過ぎましたが…
新しい論文が出ました。
田中彰吾 (2024)「eスポーツの身体論-コンピュータに媒介される拡張身体の経験」『思想』2024年10月号(no. 1206)pp. 162-177
急に依頼されて時間のない中でとにかく書き上げたものなので「やっつけ」感が否めないかもしれません。が、ともかくeスポーツの基本になる論点はおさえてあると思います。とくに日本では「eスポーツはスポーツか?」という問いがいまだに問題になりがちなのですが、この原稿では「スポーツである」という立場を明確にして論じています。
そもそも、この問いが問いになる以前に、情報化する社会のなかでスポーツ経験そのものが情報技術によって媒介され変質しつつある現実があるわけなので、eスポーツをスポーツから除外しようとする問題意識のほうがむしろ近代スポーツのイデオロギーにとらわれているのだろうと思います。ことにVRが発展した未来においてはスポーツとeスポーツの境界はどこまでも曖昧になることでしょう。この論考がそういう未来の身体について垣間見る一助となれば。