研究アーカイブに資料を追加しました。
*離人症・関連書籍
離人症に関して出版されている主な書籍のリストになっています(論文は多すぎるので収録していません)。この資料は、知人の芹場輝さんが主に作成し、田中が少し加筆したものです(ご協力ありがとうございました)。今後、芹場さんが各書籍について100字程度の簡単な要約をつけてくださる予定になっています。期待しましょう。
書籍のタイトルをざっとみてもらえると何となくわかるかもしれませんが、この領域の研究は、精神科領域の方が書いたものと、当事者の手記によるものに大別できます。ただ、じっさいに読んでみると、両者のあいだにある種の「溝」のようなものがあることに気づきます。当事者側からすると、精神科医に症状がうまく伝わらないもどかしさがあるように見えますし、医療者側から見ると、客観的に症状がとらえづらく、当事者の言葉だけからすると他の病気と類似する面が多々あるように見えるのではないでしょうか(うつやPTSDや統合失調など)。現状では、症状を記述する言葉が依然として十分ではないように思います。
ところで、このサイトでは今までこうした文献リストは作成していませんでしたが、これを機に取り組んでもいいかもしれませんね。作成したいトピックがある方は田中までご連絡ください。
た
2017/4/27
和書のリストについて、芹場さんが早速内容紹介を作ってくれたのでファイルを更新しておきました。書籍への手引きとしてとてもよい案内になっていると思います。離人症について理解を深めたい皆様、ぜひ手に取ってみてください。
2018/6/13
以前公開していたリストが大幅に増補して更新されたので、上記のリンクを解除しました。以後は以下のリンクから新しいリストに進んでください。
*離人症・関連書籍