2017年4月24日月曜日

胸熱。

出版社の配慮で、もうすぐ発売になる拙著『生きられた〈私〉をもとめて』に、推薦文入りで帯をつけていただけることになりました。アマゾンからそのまま引っ張りますが、こんな一文をいただいています。

◆推薦のことば
すべての外皮を剥ぎ取った
根源の自己を開示。
表層的なアイデンティティ論を乗り越えた
果敢な哲学の挑戦。
信原 幸弘(東京大学大学院総合文化研究科教授)
 
この本で書きたかったことの核心を、ごく限られた数行で、しかもかなり的確に凝縮していただきました。ありがとうございます、信原先生。

個人的には「果敢な哲学の挑戦」というフレーズが、かなり胸熱です。このブログでも何度か「青い読者」に向けて書きました、という言い方をしていますが、その意を汲んでいただいたように感じています。心の科学の現在の知見を確認しながら「答えのない問い」をめぐって思考を展開することを試みた本ですから(もっとも、その裏側で、心の科学のさらなる進展を後押ししたくて書いている箇所もありますが)。

なお、北大路書房のWさんとも相談しているのですが、この本の持っている熱に見合うイベントを何かやることになるかもしれません。それこそ「青い読者」に届きそうな場所で。