連載 『自己の科学は可能か』出版記念シンポジウムの現場から
何を書いたかというと、
・あらゆる経験に「自己」は随伴していること
・それゆえ、何らかの経験を科学することは「自己の科学」であること
・とはいえ、「経験」を反省によって取り出そうとすると変質すること
・その一方で、「経験」は主体のトップダウンの構えによっても影響を受けること
・以上の条件を考慮して、それでも「同じ経験」と言いうる経験を対象とすべきこと
といったことです。
上記のポイントは、著作そのものの中では紙幅の都合でうまく書けていなかったポイントでもありますし、当日の議論に後押しされて書けたところもありますので(特にタイトルは入來先生の当日の講演に触発されています)、上記リンクからお読みいただければ幸甚です。