2018年11月8日木曜日

10月の備忘録

前回の投稿からちょうど1ヶ月。ブログを更新できないまま場当たり的に仕事をやっつけ続ける日々が続いています。以下、とりあえずこの間にこなした仕事を備忘録として書いておきます。
 
・駒場で「学際科学概論」の講義:105分の講義を連続2コマで、終わったら声がかすれました。が、自身の研究に深くかかわる内容を講義できるいい機会でした。
・科研費の申請書作成:手元にリサイクルできる企画があったので、計画調書としてリライトして提出しました。枠が挑戦的研究なので、まあ、採択されないと思いますが。
・医学部の学士編入生を相手に「現代文明論」の講義:3年ぶりに担当したので思い切って内容を変えて「心の病は実在するか?」というタイトルにしました。精神医学の哲学がらみの講義。講義につづく学生のディスカッションでは、精神障害の命名と診断をめぐって、なかなか味わい深い意見が多々出ていました。
・身体図式と身体イメージに関する展望論文:自他研の面々で書いた論文のとりまとめ作業…作業が遅れてみんなに迷惑をかけていたのですが、ようやくエディット終了。
・リハビリテーション関連の議論:小脳病変に由来する運動障害の理学療法を専門としている菊地豊先生とディープな議論。小脳変性症の当事者の映像をいくつか拝見しましたが、触発されて考えることが多々ありました。今後も、運動障害と運動学習について、時間をかけて議論を深めていくことになりそうです。
・国際シンポジウムの準備:毎年3月にデンマークの東海大学ヨーロッパ学術センターで開催しているシンポジウムの事務的な準備がようやく始まりました。
・準備中の単著の執筆:進捗はまあまあです。
・フックス本の読書会:毎回議論が盛り上がるのでなかなか進みませんが、3章まで読み終わりました。

あれこれ迫り来る主任のお仕事(こちらは「お仕事」であって本来の「仕事」ではありません)の合間にこれだけ研究を進めたので、よしとします。