2019年6月3日月曜日

取材3件

昨年末から年度末にかけて、取材を受ける機会が複数ありました。普段はインタビューする側として研究用のデータを収集しているのですが、インタビューされる側に回ってみるとそれはそれで新鮮ですね。いろいろと質問してくれる相手がいることで、自分の頭の中で十分に整理できていなかったことが、うまく言葉になって口を突いて出てくる場面が何度かありました。こういうのは明らかに、コミュニケーションがもたらす「創発」の一種なんだと思います。

取材内容が記事になって公表されているので、メモを兼ねて以下に記録しておきます。

1a) TechTech 〜テクテク〜 No.35
私の母校、東工大の広報誌です。「博士たちのキャリアデザイン論」という大学院進学希望者向けコーナーに登場しています。大学院入学当時から今までの研究履歴をものすご〜く手際よくまとめていただきました。自分ではこんなに簡潔にはまとめられないです(笑
https://www.titech.ac.jp/about/overview/pdf/techtech35.pdf

1b) 東工大ホームページ「研究者への第一歩」
なお、上の記事を拡充した内容のものが東工大のホームページにも収録されています。
「身体にもとづいた人間科学を追い求めて」(田中彰吾)
https://www.titech.ac.jp/graduate_school/first_step/career_design_tanaka.html

2) 人材応援 vol.8
先端科学と社会をつなぐ企業「リバネス(leave a nest)」の機関紙「人材応援」です。組織や人材開発に関係する研究を進めている研究者としてご紹介いただきました。同社の江川伊織さんからインタビューを受けたのですが、的確な質問をしてくれるので私もいろいろ気づきがあって楽しかったです。
「人と組織の探求者 23 :言葉を使わずに伝わる「何か」を身体から解き明かす」(田中彰吾)
https://lne.st/business/publishing/jinzai/

3) RESEARCH@TOKAI+ (特別号)
東海大の研究関連のパンフレットです。所属先の案件なのでいちばん気楽に受けられるはずなのに、インタビューとしてはこれがいちばん難しかったかも。松前賞を受賞された他の先生方が医学系なので、そうした人たちと並んだときに何を回答すると分かりやすく自分の研究の重要性を伝えられるのだろう…と考えてしまいました。
https://www.u-tokai.ac.jp/research/research_activities/reserch_at_tokai/

というわけで、これからも取材されるに値する研究を続けられれば、と思っています。それが目標ではないにせよ、「話を聞きたい」と思ってもらえるような魅力のある研究をしたいものです。