このページにたどり着いている方ならすでにご存知かもしれませんが、2017年8月に立教大学で国際理論心理学会(ISTP)の第17回大会が開かれます。
もうすぐ発表申し込みが締め切り(2017年1月末)ですが、まだ十分間に合います。大学院生や研究者のみなさん、ぜひ発表してください。詳しくは、大会のCall for Papersのページでご確認ください。
理論心理学ってそもそもどんな分野? と思う方もいるかもしれません。このページが簡潔で分かりやすいです。
作成されている五十嵐氏は、日本の研究者のなかではISTPをとてもよくご存知の方の一人だと思います。
心理学は、そもそも方法論が不安定な分野なので理論的な検討がつねに欠かせません。私は現象学を土台にしていますが、ISTPには、批判理論、フェミニズム、社会構成主義、ポストコロニアル、クィア、進化論、等々、かなり多様な背景の方が集います。現代思想の多様性をそのまま反映しています。
そんな場所で議論がかみあうの?、という素朴な疑問もありそうですが、これが不思議とかみあうのですよ。
私は2009年の南京での大会に一度参加しただけですが、私の印象では、たいていの参加者が心理学の歴史について一定の認識を持っていて、それを「心とは何か」「心をどう理解するか」という哲学的な問いと結びつけて理解しているように見えました。理論的背景は多様なのですが、問題意識がかみあっているので議論になるのですね。
というわけで、皆さまの参加をお待ちしています。
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