2019年2月7日木曜日

自己をめぐる冒険 (2/20-21 東大本郷)

例によってイベント告知で恐縮ですが、2/20-21に下記シンポジウムがあります。

2019年2月20日(水) 12:30〜17:00
2019年2月21日(木) 9:00〜17:00
東京大学本郷キャンパス,武田先端知ビル・武田ホール

主催は、北海道大学で採択されているJSPSのプログラム(先導的人文学・社会科学研究推進事業)「アイデンティティの内的多元性:哲学と経験科学の協同による実証研究の展開」です。

上記リンクをたどってみてください。哲学×科学というプログラムの趣旨がよく伝わってくるシンポジウムで、話がかみ合えば相当面白いイベントになる気がします。上記ホームページのプロジェクト概要には「複数の実証研究の展開を通して、哲学と科学が真の意味で融合した、新たな研究のロールモデルを提供することを目指す」とあるのですが、本当にここまで展開できるとすごいことになりそうですよね。

先日、岡崎で開かれたCoRN 2019では、「意識」をめぐって同様に「哲学×科学」な議論が展開されていました。そちらもかなり面白かったのではありますが、意識という概念のとらえどころのなさ、概念化の幅の広さに、具体的な成果を出すさいに用いるべき方法の難しさを感じました。

次回は「自己」なので、身体性のように目に見える次元で各種の実験に落とし込む研究がいろいろと可能なはずです。そういう意味で未来の研究が垣間見える面白いイベントになるかも、と期待しています。田中は「自己はどこまで脱身体化できるか?」というやや挑戦的なタイトルで21日朝にお話します。ぜひ会場に足をお運びくださいませ。