2022年10月9日日曜日

神経理学療法学会 10/15-16 大阪

先ほど当日のトークの準備を始めましたので、以下に告知をば。来週、大阪で「神経理学療法学会」の大会が開催されます。

第20回日本神経理学療法学会学術大会

2022年10月15〜16日、大阪国際会議場にて

大会テーマが「我々は何者か、どこに向かうのか」という壮大で魅力的なものになっております。私は16日の以下のシンポジウムに登壇します。

共催シンポジウムⅤ(日本看護科学学会共催)「身体性変容から生きにくさを探る」

10月16日(日)10:00~12:00、第2会場(5階・小ホール)

お題は「生きにくさ」です。うーむ…。私自身がいろんな生きにくさを抱えた当事者でもありますから、改めて人様の前に出て何を語るべきか考えてしまいますね。スライドを作り始めたのはいいのですがタイトルページだけ作って手が止まってしまったので、とりあえずブログ記事を書いてみました。ちなみに、登壇される先生方と演題は以下のようになっております。

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  • 「脳卒中上肢麻痺患者の生きにくさに対する看護ケア」大久保 暢子(聖路加国際大学大学院 看護学研究科 ニューロサイエンス看護学 教授)
  • 「回復期にある脳卒中患者の生きにくさの様相とケア」酒井 郁子(千葉大学大学院 看護学研究院 教授)
  • 「身体性の変容は社会における営みを変容させる」片岡 保憲(日本高次脳機能障害友の会 理事長)
  • 「"私が運動を制御している"と感じられることの意義とは?」宮脇 裕(国立研究開発法人産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 人間拡張研究センター 共創場デザイン研究チーム)
  • 「無いはずの手に経験する痛みへ接近する」大住 倫弘(畿央大学大学院 健康科学研究科 准教授)
  • 「身体性とナラティブから考える「生きにくさ」」田中 彰吾(東海大学 文化社会学部 教授・文明研究所 所長)

座長

  • 信迫 悟志(畿央大学大学院 健康科学研究科 准教授)
  • 江草 典政(島根大学医学部附属病院 リハビリテーション部 療法士長)

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さすが「生きにくさ」だけあって、それぞれ大変そうな印象を受けるタイトルですね。私は順番も最後みたいなので、なんとかまとめになるようなお話を考えてみます。

理学療法系と看護系の学会の共催イベントということで、貴重な場になるかもしれませんね。会場に来られる皆さんも含め、お会いできるのが楽しみです。


2022年10月2日日曜日

今日から:代官山 蔦屋書店にてブックフェア

今日から代官山の蔦屋書店でブックフェアが始まります。

『知の生態学の冒険 J・Jギブソンの継承』(東京大学出版会)シリーズが面白い! 

1階ブックフロアだそうです。

2月から刊行が始まって、現在第7巻まで刊行が終わっています。おかげさまで関連するさまざまな分野から注目されるシリーズになっており、今回のブックフェアにもつながった形です。

ブックフェアに行くと、各巻の担当者が推薦する関連書が5冊ずつ、併せて展示されているはずです(私自身は行けてないので詳細がわからないのですが…)。ちなみに田中は以下の5冊を推薦しました。

①嶋田総太郎『脳の中の自己と他者』共立出版、2019年

②コイファー&チェメロ『現象学入門』勁草書房、2018年

③田中彰吾『生きられた私をもとめて』北大路書房、2017年

④山口真美『こころと身体の心理学』岩波ジュニア新書、2020年

⑤佐々木正人編『知の生態学的転回1 身体:環境とのエンカウンター』東京大学出版会、2013年

せっかくなので自著も自薦させてもらいましたが、各巻には短い推薦文が付けてあります。フェアに足を運ぶと、推薦書と推薦文をまとめた小さなパンフレットがもらえると聞いています。本シリーズに熱い関心を寄せてくださっている読者の皆さま、ぜひ足を運んでみてください。10月31日までやってます。