2025年12月28日日曜日

執筆中

原稿を執筆中です。

ある方面の『事典』掲載用の記事なのですが、調べものにAIがこれだけ活躍する現状では、事典の記事として何を書くべきか迷います。

一通りの内容であれば検索エンジンとAIの組み合わせで相当なことを自分で調べて学べる時代になっているので、あまりに標準的な事柄は事典の記事として書く必要性を感じないですし、だからと言って、執筆者の個性や知的背景があまり強く出てしまうような書き方だと事典としてあまり役に立たないでしょうし…(ちなみにWikipediaは執筆者の観点や政治的ポジションが強く反映されすぎていて事典としてよろしくないと感じることが多いです)。

それで思ったのは、結局のところ「行間」から記事の深みが伝わるような努力をするしかないのかな、ということです。AIが出力を得意としているのが「情報」だとすると、この情報を構成する記号は現実に接地していない以上、言ってみれば「世界」を持っていないし世界と相互作用した「経験」も持っていないわけですね。人間の書き手には身体があって、世界と相互作用した経験が備わっており、同じ記号を使いこなす際に、その記号が記号として整理する際にともなっていた豊かな文脈を身体知として保持しています。

もっとも、誰が書いてもこの「深み」が言葉になるとは限らないわけですが、だからこそ書き手は行間に深みが出るように何らかの工夫を自覚的に行う必要があると思います。ではどういう工夫をすればいいのか? わかりやすい答えに行き当たらないまま、いま記事を執筆しながら苦闘しているところです。

2025年12月16日火曜日

ラジオ収録に行ってきました

今日、初めてのラジオ番組の収録のため浜松町にある文化放送まで行ってきました。YouTubeのリハックと文化放送がコラボしている「ReHacQ R大学 教養学部」という番組です。

『ReHacQ R大学 教養学部』
文化放送 毎週火曜日 深夜2時00分~2時30分(26時00分~26時30分)

まぁ、よっぽど物好きでないとこの時間にラジオ番組を聴いたりすることはないと思いますが、私の収録回はたまたま年末年始にかぶるので、起きてる人は聴いてください〜

放送は2回で、
1)12月30日(火)26:00~
2)1月6日(火)26:00~
だそうです。

プロデューサーの上野耕平さんからは「初めてとは思えないほど、分かりやすい語り口でした」とお褒めの言葉をいただきましたが、果たしてどうだったんでしょうか。語り口のわかりやすさは私自身もつねに心がけているのでそう言っていただけるのは嬉しいのですが、本当に深いところに届く内容になっていたかどうかは、やや心許ないです。

デカルトの話から始まってニーチェの身体観、メルロ゠ポンティの心の見方、AIロボットの心、などなど、基本の話から今っぽい話題まであれこれしゃべってきました。ラジオ放送の後で動画版の公開もYouTube上であるそうなのでお楽しみに。

2025年12月6日土曜日

AI×身体×脳:身体を持ったAIと人間の共進化 (12/13 オンライン)

もう来週に迫っていますが、直前まで参加申し込みできるようなので告知しておきます。

東海大学・中部大学 地球市民セミナー

対面で参加の場合の場所は中部大学・三浦幸平メモリアルホールになりますが、オンラインでの参加も可能とのことです。上記のリンクをたどってページをスクロールすると「申込フォーム」へのリンクがあります。申し込むとZoomへのリンクが送られてきます。AIとロボットの交差点で何が起きているのか、将来的に人間とどのような共存が可能なのか、探索的に考えるイベントになります。
 
 
プログラムの詳細はこの画像か上記リンクをたどっていただければ。田中は「人間っぽいエージェントとの共生を考える」というテーマでお話する予定です。一般向けのイベントですので、話の内容はできるだけわかりやすくと思っておりますが、今日になってやっと準備を始めたところです。まぁ、あれこれ慌ただしくて何事もぎりぎりまで準備を始める時間が取れず…困ったものです。