2019年12月10日火曜日

ISEAP パネル (12/15 明治大学)

今週末、明治大学で東アジア哲学の国際会議があります(International Society of East Asian Philosophy, ISEAP 2019)。そちらで立教大学の河野哲也先生のオーガナイズによるパネルに登壇します。テーマはIntercorporeality(間身体性)です。

"Proposing new perspectives on "intercorporeality" from East-Asian philosophical viewpoint"

Chair: KONO, Tetsuya
Speakers:
- KONO, Tetsuya (Rikkyo University): The concept of Ma and Manai in Zeami and Munenori Yagyu
- ITO, Takayuki (International Research Center for Japanese Studies): Chinese philosophy, history of pre-modern Chinese thought, cultural interaction in East Asia
- TANAKA, Shogo (Tokai University): Intercorporeality and Aida: An alternative view of social understanding
- INUTSUKA, Yu (University of Tokyo): Individuality and sociality of the subject in Merleau-Ponty and Watsuji

このメンバーでの共演はもう三年連続になります。河野先生、伊東先生とは2015年から数えるとさらに長くて五年続きです。しかも、2015年の京都カンファレンス、2016年の国際心理学会議、2017年の国際理論心理学会、2018年の世界哲学会…と、すべて国際会議です。現象学、中国哲学、日本哲学、心理学というなんとも「なんでもあり」なチーム編成なのですが、しかし根っこで「心身問題」という共通の問題意識があるので、議論はいつも不思議と噛み合った様相を呈します。伊東先生だったかな、このメンバーでの議論を「異種格闘技のような緊張感と面白さ」と評していたのは。
  
この手の議論を日本語でやろうとすると、同じ言葉でも業界ごとの使い方の違いとか、分野による手垢のつき方の違いとかで、かえって細かいことが気になって議論にならない気がします。母国語でできないつらさはありますが、英語の議論はもとのコンテクストから解放される自由な感じがあって、いいものです。
 
というわけで、今年も異種格闘技の準備をしますか…