2020年1月18日土曜日

出そうで出ない

今さらで恐縮ですが、明けましておめでとうございます。新年のご挨拶がたいへん遅くなりました。年末年始は、雑誌や共著や単著の原稿もろもろを3万字ぐらい書いて、その他の仕事の資料を読んだらあっという間に終わってしまいました。それが終わったら今度は大学のエンドレスな業務が始まってしまい、ブログの更新が滞っておりました。

ブログを更新していなかったのはもう一つ理由があります。共著で関わっていたとある書籍が1月には刊行されそうな話を聞いていたので、それを記事にすればいいかと思っていたのですが、刊行が延期になったようです。この本です。
 
Olga Louchakova-Schwartz (Ed.) The Problem of Religious Experience: Case Studies in Phenomenology, with Reflections and Commentaries. Springer.
  
https://www.amazon.co.jp/Problem-Religious-Experience-Phenomenology-Contributions/dp/3030215741/ref=pd_rhf_gw_p_img_7?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=RMN3Q2Q6K6FYHVRN7CEW

英文のブログではずいぶん前に「もうすぐ出ます」的な紹介をしました。そちらの記事が昨年の8月29日付で、当初予定では昨年11月に刊行される予定だったのです。田中は第2章を寄稿しました。自然発生的な宗教的経験において身体性が果たしている役割について書いています。

Shogo Tanaka "Reconnecting the Self to the Divine: The Body’s Role in Religious Experience"

上のリンクでアマゾンのページを見てもらうとわかりますが、現状では3月刊行に延期されています。ここまで何度か情報が更新されるたびに刊行が1ヶ月ずつずれていく感じできていたので、11月→12月→1月で打ち止めになって念頭には出版されているだろうと見込んでおり、それを新年の記事にしようと思っていたのですが、あてが外れました。

何が起こっているのやら。編者のOlgaさんからは延期の旨の簡単なメールしか来ていないので、よくわかりません。私が初稿を送ってからもう3年になります。いっそのこと、このまま出版されずに終わって「幻の名著」になってくれればそのほうがいいかもしれません(笑

それで、申し遅れましたが、今年もよろしくお願いします。本ブログも4年目になりました。記事の本数は相変わらず少ないですが、意外に続いているので、自分でも驚いている次第です。今年は、大学での事務作業の合間に更新できる技を身につけたいと思っています。今年はイベントの多い一年になるので、発信量は増えるかと思います。
 

 
 
2020/01/31:追記
今日編者のOlgaさんからメールがあって、無事に刊行されたそうです。アマゾンのページをチェックしたら1/29発売に表記が変更されていました。