嬉しいお知らせです。宮原克典さんと共訳の『現象学入門』の第4刷になります。勁草書房さんからお送りいただいた原本が昨日届いたのですが、奥付けでは発行が6月20日となっています。今回も本文に変更はなく、巻末のプロフィールのみの変更です。
『現象学入門--新しい心の科学と哲学のために』勁草書房(初版2018年,原著初版2015年)
ステファン・コイファー,アントニー・チェメロ(著),田中彰吾,宮原克典(訳)
2018年の初版刊行から年月が経ちますが、2026年の今なおこうして版を重ね、新しい読者のもとへ届き続けていることは、訳者の一人として嬉しい限りです。読者のみなさまと出版社の関係者のみなさまに感謝いたします。
本書(コイファーとチェメロの原著)が息長く読まれている理由は、本書が「フッサール、ハイデガー、メルロ=ポンティが何を言ったか」を解説するだけの哲学史の教科書ではないから、という理由が大きいと思います。本書は、現象学が認知科学や心身問題を解き明かすための、現在でもアクチュアルな思考のツールだということを明晰な論理で示しています。特に、身体性認知科学やエナクティビズムに関心を持つ方々にとって、本書は確かな見取り図を提供しています。
未見のみなさま、ぜひこの機に手に取っていただければ幸いです。
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